谷川岳 東尾根へ バリエーションルート。
2005.03.20
とんがった雪稜は命の危機を感じてしまいました。
しかも気温の上昇で雪はかなりゆるかった。
足場がすぐ崩れる崩れる。
生きて帰りたいと初めて真剣に思いました...
a0016346_23374548.jpg


■am4:00出発。
 谷川岳ロープウエーの駐車場からスタートです。S師匠達がいるので心強い。
 ヘッドランプをつけ、暗闇の雪道を進みます。
一ノ倉沢出合にて装備をととのえる。同時に朝日が山を染め始める。とても綺麗。
雪崩れた上を通過してゆく。緊張と素晴らしい景色。冷えた空気に包まれて。
a0016346_23475221.jpg
 
一ノ沢を登る。それなりの急登とデブリの上に積もった新雪とが交じり合い、
足場がさだまらない。とても登りにくい。硬い、やわらかい、足場はかなりわるい。
a0016346_23532824.jpg

シンセンのコルからロープを出す。いよいよでドキドキワクワク。
ここは本当に雪の量が多い。八ヶ岳とは違った情景が広がり感動!
a0016346_052184.jpg

なれないアイゼン岩登り。岩に雪が付き、どうにも信用できない場所ばかり。
a0016346_00555.jpg

a0016346_065586.jpg
ひたすら雪壁登りを繰り返す。
a0016346_054639.jpg

ついにやってきました。雪稜。ロープがあると逆に危険なのでノーロープです。
でも落ちたらどうなるのか。もちろんダブルアックスです。
アイスアックスは良く刺さります。これにだいぶ助けられた。
足の下も切れ落ち、目の前も雪の壁。雪がやわらかく、手元、足元ともに崩れます。
a0016346_0211496.jpg

アックスを両方しっかりさしながら、傾斜がきついので足場を確認しながら半分は掛けで
カニの横歩きで進みます。とても緊張し長く感じた~。
私の前でダーが一生懸命足場を固めながら進んでくれました。
心の中で「命の恩人」を感じてしまいました。大げさ?いやいやマジです~。ほんと。
*これはまだ傾斜が緩い場所。目の前も下もきつい所は写真なんて撮っていられませんね。
a0016346_0102056.jpg

最後の雪壁登り。緊張から開放されつつもまだ緊張し、体力を振り絞ります。
開放を求め、雪庇の向こう側を目指します。
a0016346_0252585.jpg

雪庇を乗り越え無事に安全圏に到着。
こちら側は一般道の人たちやスキー板、ボードを背負った人たちがちらほら。
急に現実に戻ってしまったようでほっとしたような、残念なような。
a0016346_0302035.jpg

景色は白が多くてとても綺麗。空が曇っていたのでちょっとわかりにくいかな。
a0016346_032132.jpg

トマの耳を経て天神尾根を下りかえりました。
途中からゲレンデになるのでなんか変な感じ。
a0016346_0382588.jpg

なんだかやり遂げた自分の充実感とか、命の再確認やありがたみをと~っても
感じることができました。二人だけでは到底無理ですが、師匠達が居てくれたので、
その都度アドバイスをもらいました。
すべてに感謝したくなるそんな谷川岳の充実山行でした。
by kuchakucha | 2005-03-22 00:42 | アルパインとか
<< 南八ヶ岳~不完全燃焼の旅 1日目 ボルダリング。人工壁。 >>