GW 白馬岳 主稜へ 2日目
■2006.5.2~4
2日目:白馬尻~白馬岳(主稜)~頂上宿舎テント場(泊)
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眠れないまま3:00起床。横になっていると寒さで辛い。



すぐに起きよう。スープを作り、パンを食べて。
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テントを撤収し、パッキングして
4:30頃出発
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雪崩が怖い大雪渓ルートを足早に横切り 4:50 主稜取り付きへ。
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登りはじめる。いきなり疲れるんだけど~。
寝起きは数時間いつも調子がでない。ペースは全くあがらない。
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気づくと朝陽が差してくる。陽が出ると普段はホッとするんだけど、
今回は雪崩が怖い。早く上まであがりたい。
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いよいよ雪稜のはじまり。最初はまずまずの雪稜から。
必死になってると振り返ることを忘れがち。
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もう疲れてる。傾斜が次第にでてくるとツバ付き帽子が邪魔で日焼けが怖いけど
落ちるほうが怖いので帽子をしまう。でも日差し強くて...やばいです。
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だんだんとんがってくる。
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度々出てくるシュルンドの乗り越しに結構疲れた。
雪はもう柔らかくなっていてズルズル。
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上は渋滞している?
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大きなシュルンドの乗り越しで皆苦労してます。
傾斜がある上に雪がかなり緩んでます。写真には下の方が写っていませんが、
乗り越し部が崩れるので足場がなかなかできません。
しばらく待ちます。
ここの乗り越し、ダーはさっさと登って行ったけれど自分は自信が無いので
ダーにスノーバーの設置をお願い。ロープはもちろん付いてるのですが、宙吊りになりそうな
場所だったのでお願いしました。案の定雪は大きく崩れスノーバーとアックスで
ぶら~ん状態に。これは正直ビビリました。「わ~」とか言ってたと思います。
待っていた後続ペアは私を見て「ロープを出そう」と言ってました。そう、出してください。
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この少し上で先行グループのおば様が難儀。足場が崩れ上に進むことができないらしい。
ダーおば様の横までのぼり、おば様を下から持ち上げてたよ...頑張れお母さん。

登りは続くよ~。ながいよ~何峰かなんてだんだんわからなくなってきた。
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とにかく目の前には「これ」こればっかりです。
雪が緩み足場はズル~っと谷側に滑ることもしばしば。ビビリです。常に油断できないですね。
男の人のトレースは歩幅が大きい。一歩一歩体を持ち上げるのが結構大変だった。
それの繰り返し。
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気が張り続け、後半は精神的にもかなり疲れてきました...
後ろから人が来ても「先に行ってください」がなかなかできません。
ひたすら登るしかありません。体力も限界。心もプレッシャ~。
でも今日は前日の天候不良もあり、きっと普段より人少ないんだろうなぁ。
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山頂直下の雪壁見えてきた。
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まだまだ先があるねぐったりよ。ピカピカしてる雪面でも撮影しながら。
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2峰の下かな。直下はけっこう傾斜があったかも。
このあたりから日陰になり、雪が固くなる。やった。
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そしていよいよ最後の55m雪壁。ここも大渋滞。上着を着て待ちます。
予想していたよりも厳しい傾斜ではなさそう。でも登ってみるとそれなりに怖かった。
少し登った場所でアックス&デッドマンで確保。
そしてダー登っていく。最後の雪庇直下でみんな難儀してる。
ちょっとおかしな形になってるのが下から見てわかる。心配なのでそこにもスノーバーの設置
をお願いする。
ダーはあっという間に雪庇の向こう側に消えていった。
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「登ってよし!」の合図で自分の番。雪が締まってきていてデッドマンの回収に少し苦労。
雪が固いのでアイスアックスのピックを刺して登るよ。お~いいねぇアイスアックス。
出発から11時間が経ち体力は限界。でもナチュラルハイ?ちょっとおかしいみたい。
あれだけ疲労していたのに疲労を感じず、登っている自分がいた。限界超えちゃったのか?!
それとも寒くなったから?雪が締まり、足場がしっかりしてきたからかな。
雪庇直下の変な雪の出っ張り?もスノーバーのお陰で安心してあがれた。
安心があると思い切って登れるんですよね。怖がりなので...

16:00山頂。
おっ。顔がひょこっと出る。ダーが片手で写真を撮ってる。
急いでぼろぼろになった自分(サングラス)直してる(笑)
雪庇を超えるといきなりそこは山頂。いいねぇ~。
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必死に登りぼさぼさボロボロの
貞子
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山頂で撮った写真みんなボロボロでした...

後続チーム。喜びの瞬間。
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雪庇が怖いけどもう一歩前に出てみる。
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グデグデになりながらも村営宿舎へ。
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テントを張ります。建物の影に。他には1張りのみでした。
くたびれた体にHEX3の設営は結構こたえました。雪も固く、アックスで二人してガシガシ。
白馬山荘で買ったビールで乾杯だ。今日はビールのことばっかり考えてたよ。
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でもその後二人して疲労ピークと前日の寝不足で不調に。
自分は高度障害がでてきた。めずらしく食欲がない。頭痛吐き気。
早く寝ることに。標高も高いテント場。この夜も寒く、眠れなかった。
明日予定していた唐松岳は...明日の朝考えよう。でも眠れない...
by kuchakucha | 2006-05-08 00:57 | アルパインとか | Comments(2)
Commented by nook1014 at 2006-05-08 21:42
山の朝は早い!白馬尻を後にした朝焼けは静寂の中の良い
空気がさぞや流れていたことでしょう~~。
ひたすら見える景色が雪、雪!真っ白だったことでしょぉ~。
何時間も何時間も・・・ナチュラルハイにもなりますよぉ~~!!
でも、それは一つ壁を突き破ったからの結果だったからですよねぇ。
いっぱい頑張って素敵ですよぉ。 
ず~っとビールの事考えてたのは・・やっぱりみんな一緒なんだぁ~って
思いましたぁ~。3日目楽しみぃ~~
Commented by kuchakucha at 2006-05-08 23:25
◆nook1014さ~ん。山の朝は早いですね~。
静寂と緊張の朝焼けですね。これから向かうルートにいつもドキドキ、
わくわく、です。
「雪」もううんざりしました。(笑)
これでもか、これでもか~雪稜をやっとやっと登り切るとそこがまた雪稜の始まりなんです。休む場所がなかなかなくって。
で、これでもか~とまた雪稜を登り次は休めそうじゃない?って登り切ると目の前には雪壁だったり...もう笑ってしまいます。
難しさはあまりないのですが、もーうんざりする美しいルートです。(笑)

日中は夜と違って暑くて暑くて、頭の中にはジョッキに入った冷え冷えの
生ビールが常にありました♪
最終的には体調がビールどころではなくなってしまったのですが...
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